このたびはOwnTwinに土木学会インフラデータチャレンジ特別賞をいただきまして大変光栄に思います。OwnTwinは、ユーザー主導型のボトムアップなデジタルツイン構築の実現を目標としたオープンソースのフレームワークとプラットフォームで、対象エリアを指定してベースとなるデジタルツインを手軽に生成し、その上に地理データやインフラデータをはじめとするさまざまな種類のデータを実空間と関連づけて統合することができる設計になっています。 デジタルツインについては近年一層の注目が集まっており、公共データ活用という点でも重要な役割を果たすことが期待されていることと思いますが、OwnTwinを通じていくつかの新しいコンセプトとその実装の形を提示できたのではないかと考えています。まだ小規模なプロジェクトではありますが、講評ではこうした点を積極的に評価いただき、本当にうれしく感じています。 微力ながら今後も継続してプロジェクトを進めていきたいと考えていますので、開発や活用アイディアについてもぜひ皆様のご協力やお声がけをいただければ幸いです。また、プロジェクトを進めるにあたってご助言をいただいた、慶應義塾大学大学院リーディングプログラムの皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
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