【アクティビティ部門 金賞受賞者コメント】
作品名 code for kohoku 子どものためのマップ code for kohoku 代表 畑中祐美子 |
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私が本業としているNPO法人びーのびーのは、2000年から横浜市港北区で子育て支援の活動を行っています。地縁血縁のない都市部において核家族で孤軍奮闘して子育てする人のための情報提供、コミュニティづくりの活動に取り組んでいます。港北区周辺の幼稚園保育園情報を発信する情報誌を毎年制作、行政から受託している子育て支援施設の運営や、保育所運営、コミュニティスペースの運営なども行っています。時代に沿った情報発信をしていくためには、紙の情報誌ではないWEB媒体の制作を行いたい!と思ったものの、自分達だけではどうしても立ち行かなくなっていました。 どうしたら自分達でタイムリーに更新できてスマートフォンから見られる媒体を作ることができるのかを2015年頃から行政の委託事業のなかでその道を探していた頃、シビックテックという言葉に出会いました。 そこからこれまでの子育て支援の活動を通してつながっていた人たちとともに、全くの畑違いのところからスタートした私たちは、まるでRPGのように、一つ一つミッションをクリアしながら、魔法の呪文的Github、python, geojsonを知り、たくさんの賢者から、知恵や武器、勇気、仲間を授けてもらい、ゴールした!そんな想いがしています。 難しい勉強も賢者たちが粘り強く付き合ってくださり一つ一つ体験していけたことで、子育て中の人達や集まってきた人たちにとって刺激と励みになり、半年前には出会うはずもなかったような人たちが毎月の勉強会に集い、エントリー作品をそれぞれ制作していきました。中でも金賞をいただいた本作品は、障がいのある子の施設を探す資料が身近にない、でも特別扱いしたりしないで普通のこどもと同じ場で同じ目線で見たいんだ!というシンプルな当事者の想いを形にすることをエンジニアの方々の協力のもと実現できました。マップとして実現できたことはもちろんですが、賞を頂いたことで、その想いをこの場を通して発信できることが非常に大きな成果だと感じます。【共に考え共に創る】という感覚は本業NPOの活動においてごく自然なこと、常に当事者とともに、考え共に創り続けていくのだと思います。この場に導いてくださった一番の賢者=メンター小俣さんに心からお礼申し上げます、本当にどうもありがとうございました。そして勇者達と賢者達と魔法使い達と一緒に行くぞ、第2ステージへ! |