「アーバンデータチャレンジ2022/インフラデータチャレンジ2022」キックオフ・シンポジウムが開催

「デジタル田園都市、草の根からの地域デジタルトランスフォーメーションを考える」をテーマとしたアーバンデータチャレンジ(UDC)2022のキックオフ・シンポジウムを7月1日(金)午後に東京大学駒場にある生産技術研究所およびオンラインを併用したハイブリッドイベントとして開催いたしました。地域課題の解決を目指し、オープンデータ等を活用しながらイベントやコンテストに取り組む年間の活動「アーバンデータチャレンジ2022(UDC2022)/インフラデータチャレンジ2022」の幕開けとなります。

UDCは、社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)および公益社団法人土木学会、東京大学空間情報科学研究センター、東京大学生産技術研究所、東京大学デジタル空間社会連携研究機構が主催しており、今年で9年目です。全国のUDC地域拠点メンバー、自治体関係者、様々な方々にご参加(視聴)いただきました。

UDC実行委員長を務める東京大学空間情報科学研究センター教授/AIGID代表理事の関本先生からご挨拶と本年度UDCの趣旨説明でプログラムは開始されました。コンテストの賞金加算も行われる今年度重点分野は「住宅・土地・公園・公共施設」および「医療・健康」となります。

デジタル庁 平本様の発表

関本先生に引き続き、デジタル庁平本様より【デジタル庁の考える地域DX】「デジタルがささえる街づくりとは」のご講演をいただきました。21世紀のインフラであるデータに関する収集、整理、流通すべてを一から作り上げる努力についてお話です。この分野、最前線を常に引っ張ってこられた平本様のお話は分かりやすく、特に街づくりに必要なデータで注力されている重点分野については参考になったのではないのでしょうか。デジタル田園都市国家構想でも利用が想定される政府相互運用性フレームワーク(GIF)についても、皆様是非ともご覧になってみてください。

平本様のご講演に続きまして、昨年度UDC2021ビジネスプロフェッショナル部門最優秀賞を受賞されました荒川下流河川事務所の副所長、荒川様よりあらかわのデジタルツインについて詳しくお話をお聞きしました。ついつい目を引くデジタルツインに興味が持たれる気がしますが、それをささえるデータライフサイクルによるマネジメントやデジタルツインを使った関係者の巻き込みなど大変興味深いお話をいただいています。2021年のファイナルイベントではご発表者お一人あたりの時間が限られておりましたので、きちんと時間を取ってお話しいただいた今回のイベントでは皆様の理解も深まったと思われます。

なお、荒川様はハイブリッド(オンライン)でのご講演でしたので、演壇にはいらっしゃいません。

あらかわのデジタルツインに関する講演2に引き続きまして、土木学会インフラデータ・サービス共創研究小委員会 榎本真美様より「拡充されたインフラデータチャレンジ2022のデータについて」お話をいただきました。データについては現在準備中ですが、今年度は工事に関する概要データや工事動画が公開される予定がありますので、是非とも皆様インフラデータチャレンジへのご参加もご検討ください。インフラ分野の学生支援など、様々なことを検討されているそうです。またインフラ分野は固いイメージもあるのですが、三次元データのゲームへの応用など、ワクワクする楽しい応用も考えられるそうです。

オンラインでの講演も実施

第一部の講演が終わり休憩をはさんで第二部開始です。最初はUDC2021ベスト地域拠点賞受賞の岐阜拠点、CODE for GIFU石井さんによるオンラインでのプレゼンです。鉄板ネタの岐阜ってどこでしょう?でお話が始まりました。UDCにおける岐阜拠点のこれまでの歩み、実によく考えられている気がします。

(なお、石井さんはリモート登壇ですので演壇は司会のUDC事務局、藤沢さんです。)

ベスト地域拠点賞岐阜の石井さんの発表に引き続き、各地域拠点の皆様から発表となります。まずは南北海道拠点、室蘭の川口さん。室蘭時層写真プロジェクトの発展や今年度のデジタル教育体験授業へのサポートなどについてお話いただきました。

各地域拠点からの発表、二番手は京都拠点、青木さんからのお話になります。毎年、おなじみ京都拠点の特推しが国立国会図書館関西館です!NDLに関するイベントに特化した京都拠点。これまでの数々の取組についてお話しいただきました。今年は調整中とのこと、楽しみにしております。

地域拠点三番手は兵庫拠点の西谷さんです。Code for Kobeのこれまでの歩みのご説明から始まり、今年度の野望は3次元データの活用とのこと。スマートシティとしても実力を持つ神戸市、今年の活動に注目です。

和歌山拠点 上仲さんの発表

拠点四番手は和歌山拠点の上仲さんです。和歌山拠点は昨年度UDC2021において高校生を中心にAEDシートなどの活動で金賞を受賞されています。その実績をもとに新聞社共同のコンクールで優勝し、オープンデータ整備のシステムを構築したいとのこと。

福岡拠点の今年度の取組について徳永さんからのお話です。福岡・久留米地区のこれまでに築き上げてきた人のつながり、地元に根差した取組を行っていきたいとのこと。これまでに足りないことに取り組んだり、天神ビッグバンなど地元の取組とも協働していきたいとのことです。

地域拠点、トリの発表は大分拠点、古城さんによるきちんと目標を定めた取り組みについて発表いただいております。テクノロジーとして高度なものも取り入れつつ、老若男女が参加できる活動をしていきたいとのことです。

UDC2022キックオフシンポジウム、最後に講演いただくのはデータ支援拠点としてご協力いただいている国立国会図書館(NDL)、町屋様です。NDLの持つ豊富な提供データの種類、また著作権法改正により可能となった個人向けデジタル化資料送信サービス等についてご説明をいただきました。例年、10分間のプレゼンなのですが、本年度はNDLのデジタルシフトが大きく進む年ということで25分に拡大して、わかりやすくご説明いただきました。NDL提供データを活用した活動などについても今年度は力を入れていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

大会実行委員長 関本先生

UDC2022キックオフシンポジウム、最後は大会実行委員長、関本先生のご挨拶で終了です。コロナを乗り越えて少しずつオンラインからリアルのつながりに復帰する方向性で活動したいとのこと、今年のUDCもよろしくお願いします。

■今年の中間シンポジウムは岐阜拠点!

今年のUDCの中間シンポジウムは11月25日に岐阜大垣にて開催を予定しています。皆様、スケジュールの確保、ご参加の検討、よろしくお願いいたします。
中間シンポジウムに関するデータもUDC公式ページで今後、詳細が決まり次第、順次発表させていただきます。お楽しみに!

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