社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)と東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)「次世代社会基盤情報」寄附研究部門は、実空間における様々な国土情報ならびに公共施設等の社会インフラに関わるデータの持続的な流通に向けた取組みとして「アーバンデータチャレンジ(UDC)」を2年間にわたり開催してきました。現在1000以上に及ぶ地方自治体発のオープンデータや社会インフラに関わる情報の収集・配信に関する流通環境を整備し、これらの有用なデータを基にした地域課題や魅力創出に効果的なツールやアイデア等を、様々なワークショップを介して市民発の作品として仕上げる活動として実施して参りました。昨年度のUDC2014では、東京および10の地域拠点において課題発掘のミーティングやアイデアソン・エディタソン・ハッカソン等のイベントを延べ十数回に渡って開催し、地域におけるオープンガバメントの現状や課題等の共有を図ると共に、地域の課題解決や魅力創出に向けたアイデアやデータ、アプリケーション、ソリューションを募集するコンテストを開催し、計76作品が集まりました。
現在、全国各地域の各団体において様々なオープンデータの整備、公開、利活用の方策が検討されている状況です。これらの取組みを、一部の先進的な団体から広く展開し、サステナブルな形で広くデータを流通・公開することや、ビジネスレベルで多くの民間企業等が参画する状況に繋げることが重要です。
このような状況を受けて本年度2015年は、全国の地域拠点を20拠点に拡充し、地域間の連携を図りながら取組むことを計画しております。今回のシンポジウムでは、「アーバンデータチャレンジ2015(UDC2015)」開催のキックオフ・イベントを兼ねて、地方公共団体の取組み状況やUDC2015を通じて取組みたい課題等の話題提供を頂きます。話題提供やディスカッション、懇親会を通じて、御参加の皆様との議論を深める良い機会となることを期待しております。
日時 | 平成27年6月22日(月) 13:30-18:30 |
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場所 | 東京大学駒場第Ⅱキャンパス(生産技術研究所内)An 棟2階コンベンションホール |
主催 |
【第1部:アーバンデータチャレンジ2015開催に向けて】
地域課題の「設定」とオープンデータ
さっぽろ保育園マップ
UDC2014アプリケーション部門金賞MyCityForcast~あなたのまちの未来予報
UDC2014アプリケーション部門銀賞地域課題の解決=オープンデータ×What?~ソーシャルパワーの広がり~
【第2部:アーバンデータチャレンジ2015開催に向けて】
「地域に課題解決の力を!新規10拠点による地域の取組み紹介ライトニングトーク!」と題して、ライトニングトークが行われました。
【第3部:地域課題解決の先駆者による取組み紹介】
第1期拠点からの紹介
公開ミニアイデアソン:アーバンデータチャレンジを通じて地域課題解決を盛り上げるには?
2014年度のアーバンデータチャレンジでも様々なワークショップに取り組まれた地域拠点コーディネーターを迎えて、地域の課題解決・魅力創出に対してできることや課題を議論しました。
地域拠点コーディネーター
- 横浜市政策局政策課・関口 昌幸氏
- 横浜市金沢区地域振興課・石塚 清香氏
- 日野市企画部地域戦略室・中平 健二朗氏
- 一般社団法人コード・フォー・カナザワ・福島 健一郎氏
- 一般社団法人Open Knowledge Japan・東 修作氏